2013年 03月 16日
コージくんの小学校選択については、現在も検討中ですが、以前にギフティッド相談センターを訪れた時に紹介してもらったあるE小学校も、かなりいいのではと思っています。 徒歩15分の近所の公立B小学校と比べると、徒歩と電車で30分かかるので、最初のうちは親も大変ですが、ギフティッドチャイルド用のカリキュラムがあること、つまりはこの分野に対して学校全体として理解があること、午後のプログラムの選択が充実していること、近所の大学と提携して各種イベントを行っていることなど、知的欲求を満たすプログラムがより充実しているだろう点は多いに引かれます。 ただ、B小学校は現在の幼稚園にいる子どものマジョリティは通うことになるので、新しい環境が苦手なコージくんにとっては順応しやすく、またそれ以外の地元の友だちもできやすい。 ドイツにはSchnuppertag (= trial day)といって、その年(夏)にその小学校入学予定の子どもたちを学校側が招待し、半日程のアクティビティを通じてそれぞれの子どもを観察しクラス編制の参考にする、というのがあります。B小学校は3月の始めにその日を設けていたので行って来ました。 9時から12時まで、歌をみんなでうたったり簡単な問題をやったり、体育館で運動をしたり、結構盛りだくさんだったようで、コージくんはとても楽しかったようです。 とてもいい制度だと思います。子どもも学校の雰囲気を体験できるし、学校側も事前に子どもの情報を知ることができる。移民が多いドイツでは、ドイツ語が適切に話せるがどうか、そうでないとしたらドイツ語コースを取らせて入学に備えさせる、という側面もあるのですが。 春のような陽気の中、全部終わって手をつないであれこれ話しながら帰る道々、親子共々こういうリラックスした環境で、あまりストレスを感じることなしに小学校時代を送るのもいいだろうなあ、と。 一方のE小学校のSchunuppertag は4月下旬なので、学区外ではあるが募集枠がまだあるならぜひ参加させていただきたい、という主旨のメールを今週学校側に出しました。来週早々に電話でコンタクトをとってみるつもりです。 コージ自身に、地元のB小学校と、実験とかコージが好きそうなカリキュラムがたくさんありそうなE学校とどちらがいいだろうねえ、と聞いてみると、ある時は即座にE、ある時はB、またある時はまだ決められない、とまちまちです。 IQのスコアは高いものの、まだ6歳の男の子であり、ギフティッド特有の発達のアンバランスさを特に強く持っているコージくんにとって、まだここ1、2年は社会性の発達、情緒の発達を一番に考えることが必要だと感じてます。 ただ、知っている子=仲のいい友だち、となるとも限らないし、ギフティッド理解のあまりない環境で、その発達がうまくいくのかも疑問。 また、ドイツの1年生で学ぶ内容は、彼にとっては簡単すぎるだろうというのはわかっているので、学校=学ぶ場所である、と思えくなってしまう、というのも困る。だったら、飛び級にとなるんですが(実際にB小学校では去年の1年生のうちの二人が半年後に飛び級したそうです)、飛び級という制度には私も夫も懐疑的です。特にコージには。 E小学校は、エンリッチメント方式(普通は通常のクラスに在籍し、科目によってはギフティッドのみを集めたコースに参加させる)があるようなので、システム的にはこちらの方がコージに合っているような。 4月下旬E小学校に行ってみれば、印象もわかり考えももっとまとまると思います。まあでもその前に、学区外に対しては空きがない、と言われればそれまでですが。
by dksh_okys
| 2013-03-16 14:54
| 小学校選択の悩み
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