2014年 02月 18日

ドイツのバレンタイン狂想曲

みなさん悲喜こもごものようだったバレンタインデーですが、遅ればせながら我が家のエピソードも少し。
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ドイツにおけるバレンタインデーとは、

男性が女性に花を贈る」日!

という社会的なコンセンサスが(一部に)あるので、私はこれこそ息子に刷り込まねば!という強い使命感を持っています。

日本のバレンタイン事情を聞いていると特に、ね。うちではだれも、女性が男性にチョコを贈る、なんてことは考えもしないので私もと~ても楽です。

それに、花を贈る、贈られるって、気持ちが華やぎます。 私自身、花の名前はほとんどわからないくせに(笑)、贈ることが好きだったりします。

たった一輪でその場の雰囲気を変えてしまう花。これを日常に利用しない手はないと感じるようになりました。ドイツに来てからですが。

こちらでは例えばどこかの家に招待されると、日本のようにお菓子やらお土産やらを持参する、そしてさらにそれに対しておもたせ、とかいう複雑な習慣はなく、多くの場合は花、花、花ーー!それ以外はいらんがなー!です。食事の場合はそれプラス、ワイン(←飲んべえの私は必須)を持参することが多いです。

日本人の私は最初戸惑いました。

え~、花だけでいいの?
ホントにホントに何も持っていかなくていいの~?? 

でも慣れて来ると、

ああ、なんて人生がシンプル

あれこれ考えた末に用意したものが、全く相手の趣味に合わないということもないし、万が一花が嫌いであっても所詮もって1週間ですしね。

そういうわけでドイツでは気軽に花をやりとりする習慣があり、ということは需要も多く結果として値段も安い。たとえば千円も出せば、ちょっとした小さなこじゃれたブーケができるし、3000円くらい出せばそれこそ大層な花束ができるのです。

銀座のある老舗の花屋にて花束を頼むことがありましたが、たしかに花の種類も豊富、質もいいしスタッフのセンスも申し分ない。でもちょっと豪華にカサブランカなんぞを入れるとすぐに軽く1万円は超えます(まあ銀座だし)。

それと比べると町のどこにでも花屋があって、ある一定のクオリティの花を売っているドイツの花事情、ほんとスバラシイです。

義母も花が好きな人で、私たちが行くと3人で大きな花束とコージが選んだ一輪を彼女に渡します。

先日のクリスマスに贈った花が1ヶ月以上も持ったというのを聞き驚きました。心を込めて義母が世話をするというのもあるけど、流通量が多いので花そのものが新鮮なんだろうなあ、と思います。

で、我が家の今年のバレンタイン

私と息子は学童からの帰り道に2カ所ほど、特に息子がお世話になっている女性の元を訪れ、コージから花を手渡しし、たいへんに喜ばれました。もちろん途中、

「男性 から 女性に贈ること」

が、いかにに大切かについて延々と説明しながら。

家に帰って来た私は簡単な食事を作りました。ドイツ人の夫は夜に暖かいものを食べないので、普段私は息子と私の分しかつくりません。

じゃあ夫は何を食べているのかと言えば、数種類のチーズに黒パン、新鮮な果物、野菜、それにもちろんアルコール、まあたいていビールです。ちなみにそれらを全部自分で用意、おまけに皿も洗ってくれます!

でもハレな気分を出したい場合は、私がつまめるものを数種類つくってワインを空けることが多く、この日はおいしい(=高い)バケットを(それもわざわざ2つも!)買って来て、アボカドディップだあ、シャンピニオンと芽キャベツのグリルだあを用意してちょっとおしゃれっぽくワインで乾杯!のハズだったのですが・・・

ことの発端はですね、コージは私のために夫と二人でマジックを披露したかった、ということのようです。私があれこれバレンタイン談義をしたので、それじゃあ自分も、

お母さんのために、なんかしよう!

と思ったようなんですよ。

食事の前にぜひ、というので食卓の準備が済んだ私は、ソファに座っておとなしく待っていたんです。

が、「何度か練習をしよう」という夫の提案を聞き入れなかった息子、案の定失敗してしまい、そこでいつもの癇癪に発展、近くにあった積み木やレゴを壊しはじめ大変な騒ぎになりました。

加えることに当日は、夫がなんと午前1時半くらいから急に仕事が入りまして、結局5時までかかったことから(そんなことは滅多にないんですが)、その日の彼は体調もすぐれなかったんです。

一日在宅で家も出なかったので花束はもちろんワインもなし、でも事情が事情ですのでこれは仕方がない。近所のスーパーで買った普通の安ワインを空けましたよ(私のために)。

そういう状態で息子の癇癪ですから、夫は深夜の疲れがマックスに加速された状態で食卓へついたわけです。

夫はワインにちょっと口をつける程度、私が作ったものには手をつけられず、コージはアボカドとバケットだけ、私はといえば残りのワインをひとりで全部飲み干し、料理は意地で半分ほどたいらげ、そして当然その間、

3人ともムスッとしたまま

というある意味「典型的」な我が家の夜は終わったのでした。

問題は、息子の自分への過信、人の忠告を聞き入れないところ、思い立ったらすぐにやりたい&だから待てないという性格、そして失敗したという事実に耐えられなくてパニックになる等、もうこれはいつものことです。

でも気がつけばその頻度は大分減って来ているかも・・と思います(←いや、やっぱり気のせいかも)。

写真上は、その一連の騒ぎを始終を見つめながら空しく食卓を飾ったバラです(もちろん買ったのは私ね)。

でも息子の「おかあさんを喜ばせたい!」という気持ちは文句なくうれしかったし、本人も深く反省したし(翌日)、夫は無理して一連の料理と固くなったバケットを食べてくれたし(翌日)、まあいいです。

ちなみに2本も買ってしまったバケット、まだ残ってます。明日あたり(固くなっちゃったし)スープにでも入れて食べなきゃな(笑)。

写真下は、息子が義母に選んだバラです。来年こそは私も贈られたいもんです。一輪のバラ。
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by dksh_okys | 2014-02-18 05:06 | ドイツの日常


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