2014年 06月 12日

「専門家」さえも迷うのよ~

ここのところ自分でも、またいつもお邪魔するブログにても、ギフテッドの感情面の具体的問題のに始まって、それを社会性を伴ったものにするにはどうしたら? とか、「ギフテッド or 発達障害」や「ギフテッド with 発達障害」などについて考えることが多いです。

また、あーちゃんママのギフテッドについての必読記事で取り上げられていた英文のサイトを読み解いたり(なにせムズカシイ言い回しが多いので時間がかかりマス。。)していました。

このサイトですが、Existential depression について取り上げていまして、これってなんて訳すんだろう、実存的鬱?? などと疑問だったのでググったら、またまたあーちゃんママの違う記事に戻りました(←笑)。この、Existential depression、つまり

ギフテッドが経験する、 基本的な生きていく上においての課題や問題から生じるうつの状態

ギフテッドが陥りやすい鬱より)(→ちなみにコレ、息子に注意!と強く感じます)

についてや highly gifted 、非同期発達で起こる癇癪の問題その他、

ギフテッドの「社会的および感情的 」な問題

について焦点をあてたもので、ほんとに興味深いです(←まだ読みこみ中)。

たとえば、この問題に関するこれまで書かれた文献の傾向は大きく分けて二つあり、ひとつは、

(1)ギフテッドは自分でうまく社会的にも感情的にも適応できる
   = 支援は必要ない

というものと、もうひとつは逆に、

(2)社会的感情的無理のない発達のためには、
   ギフテッドは特別な支援を必要としている

というものだと。

(1)の研究対象となったのは、アカデミックの場にいたギフテッド、つまり社会的感情的問題がそれほどないケースだったからこそ、アンダーアチーバーにならずにアカデミックの場にきちんと到達できたという背景が考えらられ、

(2)の支援は必要!と考えた専門家の研究対象は、主に自分のクリニックなどで得た症例、つまりなんらかの社会生活を送る上での「問題」があるために治療に訪れたギフテッドであることから、「支援が必要」という結論になるのは当然だ、と。

どちらも、それぞれの研究対象については「」だったのでそしょうが、(1)のケース = アカデミックで成功したギフテッド、のみがよりクローズアップされ(マスコミ的にも取り上げやすいし)、結果として(2)の、支援が必要なギフテッドはそれほどスポットがあたってこなかった、というところはあるだろうな。

余談ですけど、最近日本でも大きな話題になった、カナダ在住のSくん(14歳でカナダの数々の名門大学から全学費免除つきの入学オファーをもらった、おそらくProfoundly Giftedだと思われる日本人男子)のように、おそらく、

社会的感情的著しい問題を 伴うことなく アカデミックの面で突出した例

(↑ と、勝手に彼自身のブログを読んで想像してます。。)

が取り上げられるとですね、すごいなあと思いつつも、ああ、なんだか「ある一部のギフテッド」のイメージが一般に固定してしまうんじゃあ?とちょびっと危惧したのも事実です。

彼の場合、もともとの頭三つくらい抜けた能力の他に、両親の理解と彼らが提供するアカデミックな環境、カナダというギフテッドにとっても恵まれた場所などに後押しされかつ、自分でも日々たいへん努力したなど、先天的後天的にかなり恵まれた希有な例(そうでもないのかな)だと個人的に思いますけど。

ブロ友のみなさんも書いてましたけど、日本だけでなくアメリカといえども、医療&心理学分野の関係者も、実際に見たケース数と例には限界があり、ましてや今現在私たちの身近にいる(私たちがそう思いたい)「専門家」が、ギフテッドや発達障害についての全容を把握しているわけではない! です。

限られた臨床例や専門家としての知識を通してある程度言えることはあるにせよ、でも一方で私たち親が持っているような、日々の細かな観察から来る直感はないわけで、ギフテッドの問題、発達障害との関連なども、そういう機関に相談するしないの判断は別として親自身がよくよく観察し試行錯誤した上で進めていくのが大前提なんだろうなあ。

なんと言っても、自分の子どもは世界広しといえどたったひとつのケースですもんね。

先日 ODD(反抗挑戦性障害) の件でちょっと混乱していた時に、夫がすかさず、

「だーからさー、

 ◯◯◯障害とか◯◯◯症なんて

  適当に名前をつけるのは誰でもできるでしょ。

 それで、アタフタしたり逆に安心したりするのは無意味デス!」

と言い切られました。

あまりに冷静すぎる物言いに、日頃、典型的右脳系日本人女子(=反リケ女)としてカチンと来ることが多いんですが、「まずは疑え! 理屈でもって物事にあたれ!」というこれまた典型的左脳系ドイツ人男子によって、騒いでいた血が一気に下がるのもまた事実。

でもこのドイツ人的左脳系的姿勢、ギフテッドおよび発達障害について考える時はホント、大事だなと思います。

それと、あーちゃんママの記事でまたまた怖い思いをしました投薬の件ですけど、知人の家族に、小さいころにある発達障害の診断(ADHD もしくはアスペルガーだったと思います)を受け、今では薬なしではいられなくなった青年がいるそうです。

診断を下されやすい発達障害の傾向も(残念ながら)時代によって違うし、もしその青年がもう少し後に生まれていたなら投薬も必要なかったかも、という可能性を考えると、これもとても重いテーマです。もちろん私も、投薬によって社会生活が改善される、という例があるのも紛れもない事実だと思いますが。

みなさんの記事の触発され、私も書きたいことが多々あるんですが、なにせ追いつきません。続きはまた後日。。

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by dksh_okys | 2014-06-12 13:27 | 支援が必要なのか?


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