2014年 08月 02日

ギフテッドの感覚過敏について(その2)



「Jenseits der Norm - hochbegabt und hoch sensibel?」より、ギフテッドの感覚過敏 ( Sensorische Ueberempfindlichkeit ) の続き、「触感」についてです。

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ギフテッドは一般よりも、「触感」(自分がなにかに触れた時に感じる感覚と、他人に触れられた時に感じる感覚)が極端に強い。

4歳のトーステンはよく、大人に話しかけられたり触られたりすることがとてもいやだ、と言っていた。

そうはいっても、外出先で知人に会いこうした場面に出くわすことは、子ども自身ではコントロールできないし、もちろんあらかじめ予測もできない。だからその時は親の後に隠れたり泣いたりすることも多いようだ。(← コージは長い間そうでした)

たいていの子どもが何よりも好きな学校の休み時間だが、これもギフテッドにとっては全くの苦痛に変わってしまう場合多い。

ーー休み時間のチャイムがなると、ほかの子たちが一斉に外に飛び出しあちこち走り回るので、よく押しのけられたりする。だからその時間僕は小さくなっているんだ。ーー

ギフテッドは、たたいたり蹴ったりといった身体的接触を伴うけんかを避けることが多く、この点でもかなり苦しむようだ。トラウマになるくらいつらく感じる子どももいる。

特に男子はこの点について極端にプレッシャーを感じるようだ。それを避けることで、「弱虫」だとか「臆病者!」などとほかの子どもたちにいじめられたりするからだ。

こうした学校での極度のストレスから解放され落ち着くために、学校が終わった後にホッとした時間を持てるかどうか、はかなり重要だと言えよう。

しかし現実には、息子のそうした様子を聞くのが耐え難い、特に父親は自分の息子に

やられたらやりかえせ !」

などと、かえってよけいにプレッシャーをかけてしまう場合が多い。

つまり、子どもたちは学校においてだけでなく家庭においてもこの点を負担に感じ、気持ちの行き場をなくしてしまうのだ。

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まさに数週間前の我が家がそうでした。

学校や学童にて、息子が表面上は仲良くしている男の子から、頻繁に顔を叩かれたり足を蹴られたりしていたらしく、迎えに行った私に涙目で訴えることがままありました。

ドイツの男の子同士のやりとりは(少なくとも日本人学校ではそうしたことはない)、結構、というかかなり乱暴、それにある程度やり返さないと逆にイジメの対象になる、というのも現実のようです。

夫も「黙っていてはやられるだけ」ということを小学校時に身をもって学んだようで、

やりかえすことをおぼえなさい」と。

でもね、私としてはそれも一理あるものの、「目には目を」的な応酬には疑問でしたし(もちろんある程度は仕方ないとしても)、息子も「いつもいる友だちだから、あまりやり返したくない」と言うのです(でも彼はそれを夫には言わない・・・)。それになによりも、ちょっとした小競り合いのようなものでも気持ちに響くようなんですよね。

あまりに頻繁なので、その子のお母さんにさり気なく相談し、一時少し治まったようですが、まだまだあるようで。

毎日いっしょに行く学校、学童に行く子ですし、おまけに4年間それは変わらずなんですから、こちらも気を遣います。

でもその子のお母さん自身も幼稚園の先生、私が知る限りとてもいい方だと感じたので、言葉を選んでですがわりとストレートに伝えました。

ボディコンタクトが苦手なことで、コージ自身が学校でも学童でもかなりストレスを感じているんだろうなと、今では理解できるのです。

でも小学校なんかではまだまだそうした場面は避けられない。

こうしてみると、外でのこうした強い緊張から解放され、子どもがホッとする場所であるべき家庭がどれほど大切か、しみじみ思いました。

9月まで出たり入ったりいたします。みなさんもどうかよい夏休みを!


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by dksh_okys | 2014-08-02 10:24 | OE ? OK !


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