カテゴリ:悩み多き友だち関係( 4 )


2014年 07月 13日

ギフテッドの友だち関係

僕を見たら、Kが逃げるように去って行ったんだ・・

先日日本人学校が終わった後に迎えに行くと、息子が半泣きで私の元に来ました。
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あとでKくん母と話しましたが(コージが青い顔をしていたので心配になって電話をくれた)、Kくんとしてはそんな深い意味はなく「ちょっとめんどくさいなあ」くらいだったのでしょう。

どうやら、コージの強い思いが周りにも自分にもストレスを与え、よくないように回ってしまっているのかな、と。

明るくて面白くてみんなから好かれるKくん。7歳の子どもですしその時の興味に応じて他の子と遊んだり一人になりたかったりで、いつもコージとだけというのはそりゃあ無理な話です。

でもコージは違うのです。これぞと思った相手に、

全身全霊で (笑)対したい

以前に(中途半端に)紹介したJenseits der Norm...で、まさにこの部分について書かれたところ(Freundschaften (= 友人関係))がありました。ギフテッドアダルトについてですが、子どもにも当てはまると思いますので、かなりの意訳ですがちょびっと紹介したいと思います。間違いに気がついた方がいましたらご一報!

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ギフテッドは友人に対しても、(自分がそうであるように)深くて密度の濃いやりとりを無意識にもとめてしまう。そうした自分の思いの強さに対して、ネガティブな反応が多かったという過去の経験から、ギフテッドは人間関係においても、ちょっとしたことに敏感に反応すぐに懐疑的になってしまう・・・

グレン・クールドピカソがまさにそうであったように、ギフテッドは、長い時間をかけて培った大切な人間関係を、相手のほんのささいな一言によって一瞬のうちに完全に断ち切ってしまうということもよくある。

しかし彼らが、こうした強い感受性や他人に対する要求度の高さを否定的にとらえて、他人に合わせすぎたりするというのは、自身への不満や緊張が増してしまう。

だからギフテッドに大切なのはまず、

ギフテッドである 自分をよく知ること」。

ギフテッドであることの特異性について
自分が何を望んでいるのか
自分の持っている能力や可能性
陥りやすい危険性
そしてギフテッドが人間関係を築く上での傾向

などを、自分自身でよく認識し理解すること。

そのことこそが実は「自分以外のギフテッド」を理解することにもつながり、結果的に彼らが共に切に求めている、

表層的ではない豊かで深い人間関係」を、

ギフテッド同士で 築くことができるのだ。

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自分のことを肯定するためには、まずギフテッドである自分の特性を知ること、そうすることで人間関係をよりスムーズに運ぶこともできるかもしれない。そしてその上でやはり、ほかのギフテッドとの交流が欠かせないものでもあるんでしょうね。

大人でもそうですけど、子どもだって一人では淋しい。特にこれからは複雑な思考や感情がさらに増えてくればくるほど、家族だけでは満たされない思いというのはだんだん強くなりましょう。

そういう時の苦しい思いを理解できるというのは、やっぱり同じような深さや密度を求めて四苦八苦した経験のある人かもしれません。

また、そういう存在が一人でもいることで、実はほかのの関係もスムーズにいくこともあるんでしょう。自信につながって余裕も出てくるかもしれませんしね。

今朝息子にも、彼の友だちに対する思いの強さなどは決して特殊なことではないこと、でも友だちの気持ちやペースも尊重しなければね、と話しました。そして悶々とした2週間を過ごした後の今日土曜日、また二人は「親友」に戻って仲良く遊んでいたようです。

ところで写真は、英国式長屋住宅のステキな前栽。

ドアまわりの生き物のような木(生き物だけど)に思わず引きつけられました。改装中(←ほぼ半永久的)のクレアのビクトリアン様式長屋もステキだったけど、写真を撮るのを忘れちゃいました。また次回。


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by dksh_okys | 2014-07-13 03:57 | 悩み多き友だち関係
2014年 06月 24日

日曜午後のユウウツ。

ドイツの小学校1年目がもうすぐ終わるのですが、仲のいい友だちがなかなかできずにいます。

みんなとなかなか興味関心が合わず、かといって一人でいることにも耐えられずと、息子にとっては毎日がたいへんそうで、側で見ている私としてもどうしたものかと迷う日々です。
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一番の友だちK君は近くに住んでいないので、頻繁に会うことができない。
で、会うとなると当然その 興奮度が 極端 になり、傍で見ていても疲れる程。

先日もこのKくんと久しぶりに長時間遊んだのですが、夕方彼が帰ったあとでソファに突っ伏して泣き出しまして。。

「Kと別れるのが、すごーく 淋しいんだよぉぉぉ・・

会えなければ会えないで思いが募り
会えば会ったで別れがつらい・・

と、まるで 恋人のよう ・・・。

K君も息子も、日本語が同じように流暢、バイリンガル特有のそれっぽいアクセントがなく(←コレって重要)、豊富な語彙をつかってダジャレや言葉遊びを交えて共通の興味であるサムライや忍者について延々と語る・・。

まさに理想の友だちです。
息子のKくんといる時のウレシさも興奮もわかります。

でもね、見ていると悲しいかな「Kくんにとって」の息子は、そこまでの存在ではないのですよ。

遊んでいる最中でもK君はよく突然本に集中したりして、自分ひとりの世界にすーっと入って行くんですが、一方コージはというと、事前に勝手にシュミレーションしていたことを消化できずにウツウツしてたりしまして、見ようによってはちょっと、

重っ・・。(←笑)

すでに 将来の異性問題 が想像され、母としてもちょっと切ないものがあります。。

いやいやでも、少なくとも二人で遊ぶこと自体はお互いとても楽しいようなので、その点はコージにとっても母にとっても文句なくうれしいんですがね。

でも問題は、最近このちょっと強すぎる「ステキな片思い」が、ふだんの友だち関係にステキじゃなく影響してきている、つまりKくんと比べるとみんな、

なんか 全然 違う

と思えてちゃうらしい。そりぁそうよね。

他の友だちへの要求度をぐんとあげてしまい、周囲への不寛容さが増し結果として彼らを否定してしまう。それは当然態度にも出てるんでしょうね。一応、彼なりに合わせる努力はしていると思いますけど。そういう満たされない思いがさらに「極端に狭い範囲」(Kくんね)に集中してしまう。

友だち関係は、どの年齢でも多かれ少なかれ悩みを抱えるものだと思いますが、早熟さと社会性の発達のアンバランスさ、友だちを細かく観察しすぎることで必要以上に感じる感性の違い価値観の違い、興味の対象の違い、そうした違いを受け入れられない不寛容さ、そしてそれらに対する「思いの強さ激しさ」などで、周りの友だち候補をみんなはじき飛ばしてしまう。

周りもそういう彼の繊細な反応や極端さに、

「 ホント、Too much なやつだな・・ 」

(一番の理解者である私でさえもそう思うこと多々)と感じているのかも、と。

このあたりは、ギフテッドのものの本でもおなじみの問題ですけど、息子の場合さらにプラスすることの、

それらが導く「ひとりぼっち」にも耐えられない。

対策としては、

1)なにか共通項が見つけられるように、こちらも歩み寄ること
2)ひとりでいることをネガティブに取りすぎないこと

なんでしょうが、その二つのどちらかに偏りすぎてもだめでしょうし、でもそのバランスをどうとればいいのか、母として具体的なアドバイスができずにいつも迷っています。

2)については、もうこれは折に触れていつも言っています。自分でも「ぼくもそう思うんだよ」と言うのですが、そんなの簡単にできませんよね。「なかなか難しいよね」と親として共感しながらも、言い続けるしかないんだろうな。

それ以外にも、

3)行動範囲、交友関係を広げられる学校以外のアクティビティを探す

といつも考えていますが、なかなか適当なものが見つからず、第一本人がやりたがらない。

ドイツの小学校は4年間クラスが同じです。だから、わずか11人の男子の中で適当に合う友だちがいないとやはりつらい。だいたい、学校が楽しかったなんて言ったことはほぼなく、翌日からの学校のことを考える日曜には ため息が深くなる。

それは大人でも同じですけど、7歳男子が、と思うと母としてもつらい。

息子はそういうことを全部私に話してくれるのですが、私の方も心情的に共感しすぎて苦しい部分もあります。

とうやったらそういう親子の苦しさを少しでも減らすことができるんだろうなあ。
緊張を解くなんらかの親子参加のセラピーが必要なのかなあ。


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by dksh_okys | 2014-06-24 20:59 | 悩み多き友だち関係
2013年 12月 31日

理想の嫁=マルタとの再会

友だち関係で悩みはいつも多いコージですが、幼稚園時代にできたとても仲のよい友だち2人のうちの一人、マルタ(6歳女子)と先日再会してきました。

彼女は昨年11月に、めったに会えない遠いところに引っ越してしまいましたが、そこは実は夫の故郷でもあるので年に何回かは会うチャンスもあるのです。

ギフテッドは年上とのやりとりが多いと一般的にはいわれているようですけど、幼稚園ではコージはむしろ、彼ら1歳下の子どもたちとよく遊んでいました。

マルタはとてもやさしくかしこくそしてとにかく愛くるしい! 幼稚園時代にもみんなに愛されていました。典型的な強いドイツ女子じゃないし(今のところ)、こういう子だったらいつでもOK!と、姑目線で私もずっと二人の仲を見守ってます。

そして彼女はとてもファンタジー豊かな女の子で、特にコージはこの部分で彼女と共有できるところがあるんでしょう。夏に遊びに行った時は、広い庭の大きな木のほこらを見つけて何かストーリーを考えたり、無数にあるかなりキッチュなオブジェを使って、二人であれこれ夢中で遊んでおりました。

ちなみにこの庭なんですが、子どもが遊ぶのにほんと理想的なんです。

なにしろ広い! それに古くて大きな木もあって、ビミョウに手抜きな手入れ加減も最高、花もたくさん咲いているけど草もぼうぼう生えている。しかも、さすが

ゲイの結婚式 に使用しされていた

というだけあって、なんだか too much なオブジェがあちこちに散乱していまして。

ああ、できることなら私も子どものときにこんな庭で毎日遊びたかった、と思いましたよ。「リラの花咲く家」、「秘密の花園」などを夢中で読んだ自分の幼い頃を思い出しました。

庭なしアパート住まいの我が家では、「もっと静かに歩きなさい!」と一日100回くらい注意している私。ああ子どもにとってはやっぱりかわいそうな環境だなあ、としみじみ思います。

ところでつい数日前がマルタの6歳の誕生日だったんですが、プレゼントとして「魔女の宅急便」DVDを贈りました。ドイツ語と日本語で観ることができるので、まずはドイツ語で、もしかしたら将来は彼女も日本語で楽しむことができるやもしれません。

というのもマルタの両親は純粋ドイツ人ですが二人とも大の日本贔屓。母の方は東京、父の方は大阪に滞在した経験があります。先日も

佐渡島 で食べた 明太子スパゲッティ

がいかにうまかったか !

という話題で盛り上がっておりましたよ。

ちなみに去年の彼女の5歳の誕生日には、新宮文明さんの「親子であそべる3ー5才のたのしいおりがみ」を贈ったのですが、これが大受け、日本語がわかる両親に手伝ってもらいながら折り紙に取り組んだそうです。

みそ汁ふりかけがダ大好きだというマルタ。そういう日本つながりの点でも貴重な友だちだったので、遠く離れてしまったのはホント残念ですが、これからも大切にしたいと思います。

最近、友だちのことで学校生活がいまひとつ楽しめていないコージくん、なんだかいろいろ自信をなくしているように思えていたので、マルタとの再会をとても楽しんでいるのを見て久しぶりにホッとしました。

それではみなさん、Guten Rutsch! =よいお年を! 

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by dksh_okys | 2013-12-31 15:12 | 悩み多き友だち関係
2013年 12月 15日

ひとりぼっちはイヤなのよ〜

学童保育に4年生のフローリアンという、私好みのと〜てもハンサムな男の子がいます。どれくらいハンサムかというと、プリティウーマンの頃のリチャードギア(古い!)という感じでしょうか。

彼は友人とも遊んでますがそれと同じくらいよく一人でぼーっとしているのです。コージの幼稚園の同じグループだったので密かによく見ていましたが、特に孤立しているのではなく、単に一人でいる時間も楽しむというタイプなのだと思います。

ああいう風に一人でも友人とも楽しめるようになるというのが理想だなあと思い、折に触れて、

「フローリアンっていいよねえ。

ああやって 一人でいるって

かっこいいと思わない?

というのですが、息子にはかなり難しい。一人で淋しいということと、ひとりぼっちでいるところを人に見られるのもいやだ、ということなのかな。家で一人で遊んでいるのは苦にならないけど、外ではいやだ、というのはそういうことなんでしょう。

同じ幼稚園から来た男の子が同じクラスの二人いるのですが、コージを含めた3人で同じ学童保育に行くので、いってみれば一日中一緒にいる友だちです。今のところ、このうちの一人ジーナンと遊ぶことが今のコージにとってすべてであり、それがうまくいかないとそれこそ、

この世の終わり・・

という感じになってしまうのです。友だちとの関係による一日の浮き沈みがここまで激しいと、見ている私もつらい。

1年生くらいの男の子を見ていると、乱暴だし手加減もわからないし気分はころころ変わるし、ちょっとのきっかけでくっついたりはなれたり、だからいちいち細かいことに反応していたら身がもたないように思います。

思えば幼稚園時代、日本の学校、そしてギフテッドプログラムなど、どんな環境にても、

 友だちをつくるのに時間がかかる
→でもひとりぼっちは淋しくていやだ
→だからそこに行きたくない、

という経緯でした。

よく考えてみれば、今はずいぶん違いますが私自身もそうだったなと。

私を含めて日本人って、やはり全体的にみても「一人でいること」を楽しむのが下手な人が多いように思います。いや、一人の時に一人を楽しむというのではなく、集団の中で一人でいること、という意味です。

ドイツにて、他人は関係なくイケイケどんどん!な方々を見ていると、単純にああ羨ましいなと。

でも逆に言えば、その点が息子の凸部にもなりうるんだろうとも思っています。他人の目を気にしすぎるのは疲れますが、人の気持ちを想像し寄り添うことにつながるわけでとても大切なことですし、そういう人間になって欲しいと親としても思います。

息子を見ていると、子どもだけでなく大人を含む周りの人間をほんとによく観察してますし、そのコメントはかなり鋭い。おそらく人間の感情とか関係性とかにとても興味がある子どもなのだと思います。

問題はその程度の激しさ、でしょうか。

いやでも、その激しさ強さこそが、彼の特徴でもあるわけで・・・。ああもうわからなくなってきた〜。そしてそれにまたいちいち反応する親=私自身ももう少し客観的に見るようにしないとダメだな。でもこれがまた難しいんです、近すぎて。そして今日もまた悶々してしまうわけです。(→ OE ? OK !

いつもお世話になっているブログ、あーちゃんは数学のギフテッド
であーちゃんママが書いてらっしゃいましたが、感情の激しさを認め、それでいいんだよ、お母さんはわかっているよ、と共感しつつ、それをなにかを生み出す力に変えていけるようにサポートしてあげることなんだろうなあ。友だちの気持ちがわかるところが大好きだよ、と褒めてあげること。

一方で彼のその他のいろいろな知的好奇心がその点によって阻害されないように、一人でいることも大事だと折にふれて伝えること。激しさの海に親子で溺れそうになりながらも、少しずつ、少しずつ。。


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by dksh_okys | 2013-12-15 15:46 | 悩み多き友だち関係