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2013年 07月 25日

8月はじめまでお休みします。

時間を見つけて記事を、と思っていましたが、夏休み、小学校準備、来客準備、試験その他このところ出入りが激しくばたばたしていて余裕がありませんので、ちょっと落ち着く8月初旬までお休みいたします。
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by dksh_okys | 2013-07-25 11:31 | 今日の日記
2013年 07月 06日

教室はまちがうところだ!

というタイトルの絵本がありましたが、今日はドイツ語で書かれたギフテッド関係の本、「Jenseits der Norm - hochbegabt und hoch sensibel?」(ノーマルの向こう側~ギフテッドと強い感受性、ドイツ語版のみ)の紹介です。 
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著者は Andrea Brackmann というサイコセラピストで、彼女が関わって来た数々の具体例をあげ、ギフテッドが抱える特に心の問題に焦点をあてて書かれてます。コージとのやりとりで思い当たることも多く私も少しずつ読んでますが、今日はその具体例のひとつ。

クリストフという8歳の男の子について。

論理的思考を好む、とても控えめな子どもであるクリストフは、授業中に自分の意見を発言するのが苦手だった。そこで、「学校の机に腕を組んで座っている(考えている)子ども」のイラストを見せながら聞いてみた。

「この男の子はあなた自身だと考えて。もしあなたが発言したとしたら、正しい答えを言う確率は何%だと思う?」

「たぶん・・・60%かな。」

(クリストフ、その数字をイラストに書き込む)

「じゃあもし、発言しなかったら正しい答えを言う確率は?」

しばらく考えたあとクリストフが答える。

「0%・・・」

(その数字を書き込む)

「ということは、間違う確率は、もし発言したなら40%、でも

発言しなかったら、100%

ということよね?」

翌日クリストフは、この数値を書き込んだイラストを学校に持って行き、いつも眺めることでこの発言恐怖が軽減されたそうです。

ギフテッドの子どもたちは完璧主義のあまりに置かれた状況をネガティブに持って行きやすい、というのはよく言われてますけど、論理的思考力が高い彼らにとっては、こうして具体的な数値を持って理屈をあげて説明することで、それが回避される(場合もある!)という例なんでしょう。

で、息子の場合。彼が授業中に発言をしないというのはあまり想像できませんが、小学校に入ればこういうやりとりを何度も繰り返さなければならないだろうなと。完璧主義に加えてなにせ思い込みがほんと激しいもので。。

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by dksh_okys | 2013-07-06 15:43 | ギフテッド関連情報
2013年 07月 01日

過度激動、否定かそれとも肯定か。

心理学者ドンブロフスキはOE =Overexitability, 過度激動刺激に対する並々ならない反応)の積極的分離説を以下のように唱えています。これはコージにとってもキーでもあるので少し書いてみようと思います。ギフテッドは、常に外界、内界両方からの刺激を増長した精神で感じ、激しく深い幅を持って経験し、内省を繰り返していることが、彼らの著しい成長に関連している」(WIKIによる)

つまり、激しい感情作用こそが人生を変えるような劇的な体験をもたらし、それが精神の成長をもたらし、勉強や仕事で著しい成果をあげる=普通を「積極的」に離れ、通常不可能な場所に到達できる、と。

一方でこのOEは、一般には理解されにくいことから、ギフテッドの子どもが孤独感疎外感を感じ精神的に病んでしまう、つまり普通から離れてしまう場合も多く、それを否定的分離と定義しています。

ドンブロフスキはさらにOEの5つの特徴を次のように挙げていますが、半年前にこの部分を初めて読んだ私は、深〜く納得しました。

1)精神運動性OE:一般的に「落ち着きがなく頭の回転が速い」印象を与えるもの。身体的多動だけでなく、話すスピードが速い、一気に飛躍する、頭が働いて眠れない、という精神的多動を示す。

⇒⇒⇒ どれも当てはまるが特にコージの睡眠時間の短さについて。運動量の増えた現在は8時間程だが、以前は10時くらいに寝ても普通に4時や5時に起きてこられました。(注 : 2014年1月現在、ほぼ5時前後起床に落ち着いています)

2)知覚性OE:いわゆる「神経質」。まぶしい光、大きい音、匂い、触感など感覚器官に与えられた刺激に過剰に反応する。

⇒⇒⇒
 とにかく周りのものをよく観察し激しく反応します。一瞬見ただけで否応無しに入って来てしまう情報量が膨大(これは夫も同じです)、そしてそれを受け取る五感が異様に鋭い。いや、五感が鋭いから入る情報量が多いのかわかりませんが。

3)想像性OE隠喩などの詩的表現に優れる。「おとぎの国の住人」と揶揄されるほどの強い想像力をもつ。

⇒⇒⇒ 頭に浮かぶことを絶えずしゃべっています。ドイツ語よりはまだ優位な日本語においては特に、形容詞副詞を使って比喩表現を多用します。

4)知性OE:知識とロジック、新しい意味を渇望し、疑問を追求し、理論的な分析や真実の探求を愛する。

⇒⇒⇒ このあたりについてはまだ6歳、いかんせんなんともわかりません。

5)感情性OE感情の種類と幅が大きく「ドラマチック」な反応を示す。より楽しみ、より悲しみ、より腹立ち、より驚き、より恐れ、より共感する。深く感情移入し、愛着心、責任感、自省意識も非常に強い。

⇒⇒⇒ これですこれ! とにかく彼の日常はいつもドラマチックであり、それに振り回される私の日常もまた同じです。これについてはありすぎるのでまた別の機会にでも書いてみようと思います。

こうして見ると想像性OEと感情性OEが際立っていると感じるコージですが、なんといっても大変だったのは(2)の知覚性OE

以前JRの車両のドアやエレベータに、事故防止のため「子どもがドアに手を挟まれて泣いている」シールが貼ってありました。実際に自分が挟まれているところを想像してしまうんでしょうが、そのシールを見るだけで泣き出すようになってしまい、「泣いてるエレベータ」に乗ることはNG、ひいてはJR全てを拒否、現在に至ってます。

乗り物関係、ドイツではそこまで惨くはないんです。乗り物酔いやエレベータの問題はありますが、鉄道バスなどは普通に乗ってます。

駅構内や車両内の過剰なアナウンスと案内音、色、記号、光の氾濫など、視覚聴覚への情報がありすぎる日本の環境は、普段ドイツで生活している身にとってはおそろしくつらい、ということなんでしょうね。ごくフツー人間の私にとっても、たとえば日本の至るところにある音の洪水はもう拷問ですから、息子の反応もわかります。

この過度激動OEという性質を多かれ少なかれ持っている人は、一般的にはほんの些細なことが、とてもじゃないけど耐え難いものになってしまう。その耐え難い小さなものが無数に集まっている日常を生きている、といってもいいかもしれません。

だからこそ、それをどうやってポジティブなものに変えていくのか、という点が人生を切り開くものとなるのは間違いない。否定的分離にいってしまうのか、それとも積極的分離に辿り着き人生を肯定できるようになるのか。

その鍵は、その点を理解し助ける「周囲の存在」に尽きるのではという気がします。家族だけでなく学校その他の社会が認識し受容できるか、という点において。

息子の場合も、かなりの育てにくさを感じていた親である私が、「たまたま」幸運にもこのOEという概念に出会ったからこそ今に至るわけで、現在も辿り着けないまま苦しんでいる本人やその家族も多々いらっしゃるはずです。

だって、人口の2%のギフテッドって、

それほどレアでもないんですから!

あなたの周りにも実はいるハズ、
いやあなた自身がギフテッドかもしれません。

そういう方々が一刻も早く正しい情報にアクセスでき、適切な理解と判断ができるようにということ、同時にこの OE という概念への理解が一般に進むということは、6年間苦しんだ私自身の願いでもあります。

ところで記事と全くもって関係ない写真は、沖縄のシーサーではないけど、魔除けという意味では同じなんだろうな。昨日行った近所の中国式庭園にて。堂々たる面構えに思わずパチリ。そういえば、「ナビィの恋」もコージの好きなDVDでした。

オチはありませんが、ここでよく行われている、日本人の私ににとってたいへん興味深いことについてはまた後日。

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by dksh_okys | 2013-07-01 15:03 | OE ? OK !