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2014年 03月 01日

ドイツの森での OE

中世の森、黒い森、暗殺の森、彫刻の森、眠れる森の美女、森の生活・・・。

「森」と聞くだけでなんだか胸騒ぎがする、自称「フェチ の私です。
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日常に森がある」という一点が、ドイツ生活&都会生活における各種の不満を忘れる(時もある)くらい、私にとって欠かせないものになりつつあります。

我が家からも一望でき、歩いても15分くらいのところにある森ですが、市民の手軽な散歩コースになっていて、私たちも日曜の午後によく三人で出かけています。

もうすこしすれば写真のような花があちこちに咲き誇り、木々から漏れる光の強さが刻々と変わったりしまして、とても幻想的・・・です。
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西田幾多郎らがよく歩きながら思索したという「哲学の道」が京都にありますけど、ドイツにおいて哲学者が好んで歩いたのは、最寄りにあった森だったんでしょうねえ。(ちなみに私はその昔京都にいたことがございまして、哲学の道にてはよく酒盛りをしておりました!)

まつぼっくりフォビア( → まつぼっくりの森へ)はだんだん収まりつつある息子、しかしそれでも森は苦手、散歩に行こうものならかなり抵抗します。
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それでも強行してきた私たちですが、ここにきてちょっと考えました。長らく単なる我わがままだと思っていたけど、もしかしてこれも、

想像性OE ゆえ、なのかなと。(→ コージの強い感受性はOE(過度激動)だった?

息子にあらためて聞いてみますと、

うまく言えないけどなんか雰囲気がいやなんだ

ドイツ人にとって一般的には、「身近でリラックスできる場所」である森ですが、息子にとっては一転、逆に想像力を刺激しすぎて、ココロが休まらないのかもしれません。

森ってたしかに、空気が外に逃げない代わりに内に向かっていく感じがして、密度が濃いんです。私自身歩いていると時々こわいな、と思うことがあります。
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写真のような切り株も、ふと何かの「口」に見えたりすることも。外に視線がいかない分、視覚的な想像をさらに膨らますんじゃあないかな、と思うのです。

それで思い出したのが、映画「ブレアウィッチ・プロジェクト」。

かいつまんで言うと、森の魔女伝説を探してドキュメンタリー映画を撮影していた大学生3人が、深い森にて次々に行方不明になり3年後にそのフィルムのみが発見される・・・(そしてそれがこの映画フィルム)というドキュメンタリータッチのかなりこわい話です。
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日本でも「鎮守の森」や、背後の山がご神体になっているなど、神社仏閣の周囲で宗教感を伴った独特の雰囲気を感じる森林は多いように、森という場所はなにか日常ではない「彼岸」の香りがします。

ドイツでも メルヘン が育まれた場所である森は、五感を刺激する雰囲気に満ち満ちた「想像の源泉」でもあったんでしょう。

いばら姫とかヘンゼルとグレーテルなど、だいたい森が舞台ですし、それに魔女は必ず森に住んでいますしね。精霊信仰のアニミズムも、ドイツでもキリスト教がはいってくる前はあったわけですし。あちらとこちらの境界=森、だったのかもしれませんね。
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しかし現代のドイツでは、多くのドイツ人にとって森は「日常」です。一極集中の日本と違って地方都市の集合体であるドイツでは、それぞれの都市が森を内包していてプラス、それらの間にもまた森があるという恵まれた環境です。私たちのように都会在住であっても、それを享受できるところがスバラシイ。うちの近所の森では女性の一人歩き、全然 OK です!

以前に他の言語には翻訳しにくい表現を特集した記事(←これ、おもしろいです!)がありまして、日本語では「木漏れ日」、ドイツ語は

森をひとりで歩いている時に感じる孤独

という意味の Waldeinsamkeit だったのを思い出しました。

森が日常にあるドイツならではの表現だな、と思ったのを覚えています。

我が家の近くの森は小川や小さな湖もあり、夏ともなればカエルだの亀だのが出没します。なんと野生動物保護区もあり、そこから抜け出した野生の鹿にも出くわすこともあるんですよ。ちょっとしたカフェやレストランもあり、家族で「お金をかけず」(←これポイント!)に週末をリラックスできる最高の場所だと言えます。
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人々が集まるので目も行き届き手入れもよくされる。日常の中に森があることで結果的に人々の環境意識もさらに高まるという相乗効果になるんでしょう。だいたい人間、近くにないものにはなかなか思いを馳せられません。東京のような場所にて環境問題を子どもに教えようとしても、親も子もかなりの想像力が必要だと思います。

おもしろいのは、ドイツでは Waldtag =「森の日」といって、

" 雨が降っても雪が降っても、全員で森に行く日! "

を週一で設けている幼稚園が普通にあります。

それこそ子どもたちに「これからスキーにでも?」という寒さ対策万全な格好をさせ、全員例外なくつれていくようです。

ちなみに息子も幼稚園にて週一ではないですがよく行っていたようです(文句タラタラで)。ドイツではこうした中で小さいころから自然に環境意識が高まっていくのかもしれません。

一方高温多湿な気候の日本では、木々や植物の多様性や豊かさ、その成長の早さも寒冷地ドイツの比ではない。森自体の密度がさらに濃いんですね。ということは、つまり木々は「うっそう」と茂っているから薄暗いですし、夏になれば蛇も出るし虫も多い。女性の一人歩きなんかはもってのほかです。

でも何を隠そう私、若い頃はよく山寺周辺を(よせばいいのに)一人で歩いては、この世で一番嫌いな蛇 に何度も遭遇しておりました!

日本では、森や林は既に人々の日常にはないでしょうね。よくてたまに訪れる神社仏閣の参道くらい、地方にあっても週末に近所の森を散歩するなんていう感覚、どれだけの日本人が持っているだろか。実は、森林面積自体は日本の方が断然多いんですけどね。
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本題の森の中の OE ですが(笑)、そうしたことをぐたぐだ考えますと、息子を毎回有無を言わさずに森を連れ回すのもかわいそうなのかなと思えてきました。

でも実は既にドイツの森は、彼の精神世界に深~く入り込んでいると見てます。そのうちに少しずつ慣れてきて哲学をしながら歩くようになるんじゃないか、そして20年後くらいには逆に、「お母さん、あの時無理に連れていってくれてありがとう!」なんて言われるかも(笑)などと妄想を膨らませつつも、やっぱりこちらも少し妥協すべきかな、と思うのですよ。(って、それで終わりか!)

写真最後はいつも行く森の散歩道の現在。「木漏れ日」の美しい季節を待ちわびて!

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by dksh_okys | 2014-03-01 13:02 | ドイツの森で
2014年 02月 15日

担任との面談がありまして。

先日、小学校の担任の先生との面談がありました。
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希望者のみ(22人中15人ほど)、それぞれ10分程度しか時間がなく、深い話はできないだろうと予想してたのですが、たまたま息子が一番最初だったこともあり、早くついた夫と私(コージは廊下で待つ)はなんと20分以上、先生との実のある話ができました。

結論としては、(校長先生から既に連絡済みであった)息子コージの高いIQ値から想像するような、現クラスにおいての著しい問題点は見られない、とのことでした。むしろ、彼の社会性の成長に合ったクラスではないか、よって、飛び級という選択は必要ないのでは、と。

この点も含めてざっと息子に対する半年間の印象について伺った後に、「悩んだ末に当小学校を選択した理由のひとつは、飛び級という手段を取りたくなかったから」であること、その理由としてさらに OE過度激動=Overexcitabilities )について説明しようと思っていました。(→ コージの強い感受性はOE(過度激動)だった?

なんといっても、これからの小学校4年間を通しての担任である彼女(ドイツでは4年間担任は変わらない)に、この OE についてぜひとも理解してもらいたい、という強い気持ちがありました。すると先生、

「わかっています。なぜなら、

私の息子もギフテッド なんですよ」。

なんですと!!!

彼女の息子さん(一度お会いしたことあります)は、おそらく12、3歳くらい、科学系のギフテッドだそうで、幼稚園時に住んでいたスイスでギフテッド判定を受け、ドイツに引っ越した年長時点で小学校に編入した(つまり1年の飛び級)なのだそうです。

ただ彼女は、

「もし戻れるなら、その選択(飛び級)はしない だろう」

と、きっぱりおっしゃっていました。

おそらく今は思春期にさしかかっているはずですが、1年の違いという環境によって彼の精神面での適応がなかなかうまくいかず、親子でかなり苦労してきたし現在もしている、と。

また、その1年の差によって、科学系の能力の高さに比較してドイツ語が弱くなってしまった、というようなのです。

私が見ても息子コージは、日本語への高い興味および能力と、ドイツ語に対するそれはけっこう差があると思います。日本語は(年齢にしては)読み書きが既に達者ですし、語彙もかなりだと思いますが、ドイツ語はまだまだ。

いえ、ドイツ語も語彙力はあると思いますが、読み書き自体は特に率先して早くから教えていなかったのです。

おそらく、過去に経験した幼稚園児向けの通信教育や忍者マンガ、そしてもちろんゾロリ(笑)など、子どもが楽しんで学ぶ日本語のマテリアルに事欠かなかった、ということもあり、どうしてもそちらの方へ時間を割きたいという気持ちは強くなってしまうのでしょう。

ちなみに今現在のドイツ語は、つづりの規則性とか不規則性を学校で毎日習っている段階、そのあたりに興味を持ち始めた段階です。興味を持ちさえすれば、その後はなんとかやってくれると思いますけど。。

二つの言語と文化を学んでいる彼にとっては、このくらいのペースでいいのかもしれません。

特に日本人学校の宿題が膨大、毎日かなりのストレスで取り組まねばならない今、飛び級などでドイツ語でもいらぬ負担をかけて本人のみならず家庭にストレスを持ち込むことは意味がないですしね。

正直、拍子抜けしたのも事実ですが、よく考えれば、彼の「社会性の無理のない発達が第一」と考えている私たちにとっては、飛び級は避けたいという気持ちは強かったので、結果的にはよかったと思います。

この担任の先生については、息子自身がとても信頼しています。「先生って冗談ばっかり言ってて、ホントおかしいんだよ!」という底抜けの明るさは、最初の父母会でも感じました。

息子にとっては、面白いかそうでないか、というのはかなり重要な点です。

実際に話してみて、人柄も評判どおりの方だということがわかり、ご自身にギフテッドの息子がいて同じように悩まれたことなど、ああこの先生であれば間違いない!と直感、出会いに感謝しました。さらには、

「もしコージがなにか問題をほのめかしたなら連絡してください。学校と家庭では見せる顔も違うでしょうからね。」(その通り!)

とおっしゃってくれて、今後なんらかの問題があっても構えずに気軽に相談できそうです。

OE の対処の仕方を徐々に学びながら、無理のないペースで4年間を過ごして欲しいと思います。もちろんん途中途中でいろいろあると思いますが、この先生だったらだいじょうぶ!と心強くなりました。

こういう縁もあるのねっ!

でもね、数日前にまた熱を出した時に、「どうして学校が嫌いなのか!」談義がまた延々とありまして(笑)。

科学系の話(息子曰く、宇宙は何でできているのか、等だそうですが)をする友だちがいない、それがつまんない、ということを強調していました。熱があるからまた、どうにかして学校に行かないで済むもっともらしい理由を探したい、というのもあったんでしょうが(笑)。

実はこの問題も一筋縄ではいかないと思いますが、それはまた追々考えたいと思います。

写真は、うちのバルコニーにある、

「枯れたのでめんどくさいからほっといたけど、
 気がついたらバルコニーの片隅で花をつけていた(笑)」例です。

下の方がちょっと枯れてるの見えます? 

もう私はてっきり枯れたと思ったんですよ。でも、もしかしたら生きているかもしれないから(←うそ)そのままにしておいたんですが、翌年、枯れた先から緑の茎があれよあれよと元気に伸びて来て、ご覧のようなステキな青い花がまた咲いたのです。

でも不思議なことに、相変わらず下の方は枯れているんですよ。いやほんとに枯れていたらそこから伸びないか・・枯れているのは葉だけなんでしょうけどね。

ほんと、人生最後までわかりません。いいと思っていたことが実はそうでなかったり、その逆も真なり。すぐに結果を求めてはやまらないで〜と私につぶやいているのかも。

撮影は夫です。ちなみに最近の一連の写真は全て。その辺やっぱり、はっきりしとかないと(笑)。


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by dksh_okys | 2014-02-15 13:40 | ドイツの小学校で。
2014年 02月 01日

忍び難きを忍ぶ、術。

夜中。高い熱があって朦朧としているのにもかかわらず、「朝になっても、まだ熱があるかもしれないよね?

 これじゃあ学校 行けない よね?

真っ赤な顔で必死に訴えるコージ。
よっぽどいやなんでしょう、学校・・。

その様子を見て私もなんだか切なくなりましたよ。
それでしんみり聞いてみました。

ーどうしてそんなにいやなのかな?

「シャーハドがヤなんだ。それにベネディクトも。」

シャーハドは強い化粧品の匂い(彼女のお母さんを見ていると、さもありなん・・)がするところが、ベネディクトは声も大きく乱暴だから、という理由らしいんですが、これも多分に「臭い視覚情報」に敏感な 知覚性OE(= 過度激動) が影響しているかもしれません。

イヤ、という気持ちを持つのは仕方がないこと、合う合わないというのはどこにいってもいくつになってもあることです。

が、臭いや音に耐えられない、ということについては、もうこれはその場から離れるか、それができないのならひたすら耐え忍ぶ、しかないんでしょう。それを時間をかけて学んで行かねばならない。たいへんだと思います。

「あと、クラスが うるさすぎる んだよ。

 みんな先生の言うことをちゃんと聞いてないし、
 そのうち先生が言うのをやめちゃうんだ。

 ほんと頭来るよっ! 」

授業中に出された問題を集中してやりたい息子、でも周りの子がなんでも彼に聞いてくる、のでいつも気が散るのだそうです。

担任の先生はかなりのベテランで授業の進め方が面白いだけでなく、そういう場合もきちんと対処できる方だと思いますが、しきれない程ひどいのか。。いや、これも OE によりさらに強く不快に感じているんでしょう。

これは土曜日の日本の学校でもそうらしいですが、授業中に席に座っていられない子どももまだいるんですよね、1年生くらいだと。これが彼にとっては耐え難いようなのです。

「休み時間に3年生とか4年生がいじめるんだよ!」

途中に20分の休み時間があり、その時は雨が降っても槍が降っても全員外に出なければならない(= 教室から閉め出される)のですが、その時に知らない上級生がいじめるというのです。

いじめるといっても、体であたりに来てふざけるとか、卑猥な言葉(男の子はほんと好きよね)を言う、ということらしいですが。

注目されること、目立つことが大嫌いな息子は、

「できることなら、ほっといてっ!」

のタイプ、でも体の大きさとかミックス独特の雰囲気で本人の意に反してどうしても目立ってしまう。それでなにかとこういうふざけの対象になる、それがたまらなくイヤ、ということののようです。

自分から寄って行くのは OK だけど(これはめったにないですが)、逆に誰かが自分に寄って来るのは NG。なんとも勝手ですが幼稚園でも一貫してそうでした。そのくせ、ひとりぼっちもイヤ、難しいです。

学校の規則で休み時間に教室に居残ることもできないようですし、親が出て行くほどでもない。これも対処の仕方を自分で徐々に学ぶ以外にないんでしょう。

「なんか、おもしろい子がいないんだよね。」

仲がいいジーナンという男の子にしても、その実、なにかしっくりこないところがあるんでしょう。

考えてみれば、小1くらいでそれほど気が合う友だちを見つけられるハズがないわけで、でもみんなそれぞれ共通項を見つけた子と「友だち」づきあいをしていくんでしょう。まだ行動半径が狭い彼らにとっては、限られた場所での友だち関係が気持ちの浮き沈みを左右するのは仕方ない。

去年のまさに同じ時期に友だち関係で苦しい思いをして過呼吸気味になり、それがきっかけでIQテストを受けたこと、ギフテッドによるOEの特徴について改めて話しました。

いろいろなことを強く感じるコージのような子どもは他にもたくさんいるんだよ、コージだけが特殊ではないんだよ、と。

(あーちゃんママのブログにても、ギフテッドのアイデンテティ形成の大切さ、それをバックアップする大切さについての記事がありましたね。見つかりません、、見つけ次第リンクします。。そうそう、これこれ!あーちゃんママ、ありがとうございます!→ ギフテッドのアイデンティティ形成モデル

そのことを大筋で彼は理解していますが、だからといってそういった孤独感というか浮いている感覚がなくなるわけでもない。

始まってまだ半年経っていない今、「学校はつまらないところだ!」と結論づけられても困ります。

学校、学童以外の他の違う環境を与えてと思うのですが、OE が強く新しい環境が苦手な息子にとっては、サッカー、柔道等のスポーツはもちろん(運動大嫌い)、ピアノその他の習い事は全く拒否ですし、去年参加したギフテッドプログラムも泣いてやめたい、というので今は行っておりません。

なんだか八方ふさがりな感じもしてきました。

来週、担任の先生と面談があるので少し話せるといいのですが。

ところで写真。日本の家族にもらった忍者装束、です。

ごらんのように 毎日、コスプレ です。

なん者ひなた丸」のねことんの術( = あっと言う間に三毛猫の着ぐるみを着て、敵を驚かす!)的、奇想天外な状況打開方法、ないもんでしょうか。。

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by dksh_okys | 2014-02-01 17:04 | ドイツの小学校で。
2014年 01月 14日

OE ? not OK ....

最近コージ君は、家でも一人でいることができません。
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夫がいない時に私がちょっとでも他の部屋に行くと「どこ行くの?」「行かないで〜」と、トイレにもついて来ようとするので、まるで、

2歳児にもどったのか!

という感じで、とても困っています。

発端は彼の現在の強い興味のひとつ、恐竜です。

ここ半年ほどは講談社の図鑑MOVEの恐竜編(これ、ほんといいです!)付属のDVDとか、BBCのドキュメンタリーDVDなどを楽しんでいたんですが、その流れで 「BBC ウォーキング with ダイナソー ~恐竜時代 太古の海へ」を観せてしまったのです。これがいけなかった。。。

このDVDのパッケージ(写真↑)を見て既に判断するべきでした。アマゾンでもかなり評判よかったのと、小さい子どもに観せている人もけっこういたのであまり深く考えなかったんです。。

科学者ナイジェル・マーヴェンが恐竜の時代を探検するという設定で、CGを駆使してつくられたこのDVD、それはそれは迫力ある映像です。でもあまりにもありすぎてコージくん、それを観て以来、玄関ホールと居間の間のドアをいつ何時でも閉めないと居間にいられない、というようになってしまいました。なんでも暗闇から、

モササウルスがやって来る!」

らしい・・・

先日、コージの友だちが来て二人で夢中で遊んでいたので、これなら大丈夫だろうと思い「下にゴミ出しに行っていい?」と聞くと、

「いやだ〜(友だちを置いて)僕も行く!」

と即答、ジャケットを引っ掛けようとしたので、ゴミ出し、延期です。。

我が家のテレビはワケあって常時ケーブルに接続していないこともあり、テレビはほとんど観ていません。その代わりに一日1本くらいなら、とDVDを観せていました。

NHKやドイツの子ども用教育番組とか、MOVEシリーズとか宮崎駿などの子ども向けDVDくらいならよかったのですが、もう7歳だしこのくらいだいじょうぶだろうと、あまり吟味せずに観せてしまった。刺激の強い映像はやはりよくよく考えるべきだったと。

冬のドイツ、どんよりとした日も多く、東南の角に位置し開放的でいつもはかなり明るい我が家も、この時期けっこう暗い雰囲気になったりします。トイレにもひとりではいけない、自分の部屋におもちゃを片付けにいけないだけでなく、私の姿がちょっとでも見えないとプチパニックになるこのごろ。

先日書いたエレベータの恐怖のように、知識を得ることで落ち着いてくる OE 過度激動)(→ コージの強い感受性はOE(過度激動)だった?)もありますが、年齢があがり自分の世界が広がるにつれて入って来る刺激も日々多くなり、それを制限しようにもできなくなる日も来るんでしょう。

その時までに自分の OE とうまくつきあう方法を少しずつ学ばなければならなりません。今でさえ全身で刺激を受け取りいっぱいいっぱいなコージくん、まだせめて親が注意してあげるべきだったのです。それなのに。。。

率先してマテリアル提供をしてしまった・・・

ごめんよ〜
母が悪かったよ〜


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by dksh_okys | 2014-01-14 12:55 | OE ? OK !
2013年 10月 15日

「松ぼっくり」の森へ散歩に

私たちは日曜の午後はたいてい近所の森に散歩に出かけます。

 いつも森であきた! 

 つまんない!! 
 
 ほんと頭にくる〜!!! 

というコージを、夫も私も全く無視しほとんど必ず出かけます。

雨が降った後は道がぬかるむので夫が行きたがらず他の場所を選択しますが(ワインガウとか)、例えば夏の暑い午後などは特に、直射日光が避けられた上にひんやりとした空気の中での散歩できる・・・こんなリラックスできる散歩コースはないのです! 

森の中にカフェもあり、そこの屋外テーブルで冷えた白ワインを飲んだりおいしいケーキを食べることも可能。

大人二人だけであるなら、週一くらいは外へ全くでずに家でだらだらやりたいところですが、なにせ6歳男子を抱えたアパート暮し、やはり無理矢理でも運動させないと近所迷惑&親も迷惑なので仕方ない、というよんどころない事情もあります。

しかし、嫌がるコージくんはなんとか連れ出した後もたいへんです。

なぜなら

息子の大嫌いな「松ぼっくり

がふんだんにあるから! 

森の多いドイツでは、松ぼっくりを避けた散歩コースはほぼ不可能、となる季節も長いんです。

森までいかず町中であってもですね、そこは緑がたいへん多い国ドイツ、たとえば幼稚園までの15分弱の通園路にもふんだんに落ちていて、ギャアギャア叫ぶコージをなだめつつなんとか迂回しながら、というのもほんと大変でした。

この季節になると、同じようにあちこちに落ちているカスター二(日本の栗とそっくり)などの方が、なんだか巨大な昆虫みたいで見ようによってはよっぽど気持ち悪いと私は思うのですが、こっちは全くスルー、なにが彼をそれほど松ぼっくりフォビアにさせたのか、そのあたりは本人に聞いてもよくわかりません。

一度、親戚の家にコージといっしょに遊びにいった折、玄関を開けたら正面に、

特大 松ぼっくり

デコレーションが! 

すぐにドアを閉めておいとました経験もあります。

これからクリスマスにかけて、さまざまなデコレーションが町中や公共施設、そしてお邪魔したお宅の中にあふれます。この季節のアイテムとして世間一般的には松ぼっくりははずせないもの、MUST!なんでしょう。しかしコージにとってはなかなかつらい季節でもあります。以前よりはかなり落ち着きましたけどね。


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by dksh_okys | 2013-10-15 04:46 | OE ? OK !
2013年 07月 01日

過度激動、否定かそれとも肯定か。

心理学者ドンブロフスキはOE =Overexitability, 過度激動刺激に対する並々ならない反応)の積極的分離説を以下のように唱えています。これはコージにとってもキーでもあるので少し書いてみようと思います。ギフテッドは、常に外界、内界両方からの刺激を増長した精神で感じ、激しく深い幅を持って経験し、内省を繰り返していることが、彼らの著しい成長に関連している」(WIKIによる)

つまり、激しい感情作用こそが人生を変えるような劇的な体験をもたらし、それが精神の成長をもたらし、勉強や仕事で著しい成果をあげる=普通を「積極的」に離れ、通常不可能な場所に到達できる、と。

一方でこのOEは、一般には理解されにくいことから、ギフテッドの子どもが孤独感疎外感を感じ精神的に病んでしまう、つまり普通から離れてしまう場合も多く、それを否定的分離と定義しています。

ドンブロフスキはさらにOEの5つの特徴を次のように挙げていますが、半年前にこの部分を初めて読んだ私は、深〜く納得しました。

1)精神運動性OE:一般的に「落ち着きがなく頭の回転が速い」印象を与えるもの。身体的多動だけでなく、話すスピードが速い、一気に飛躍する、頭が働いて眠れない、という精神的多動を示す。

⇒⇒⇒ どれも当てはまるが特にコージの睡眠時間の短さについて。運動量の増えた現在は8時間程だが、以前は10時くらいに寝ても普通に4時や5時に起きてこられました。(注 : 2014年1月現在、ほぼ5時前後起床に落ち着いています)

2)知覚性OE:いわゆる「神経質」。まぶしい光、大きい音、匂い、触感など感覚器官に与えられた刺激に過剰に反応する。

⇒⇒⇒
 とにかく周りのものをよく観察し激しく反応します。一瞬見ただけで否応無しに入って来てしまう情報量が膨大(これは夫も同じです)、そしてそれを受け取る五感が異様に鋭い。いや、五感が鋭いから入る情報量が多いのかわかりませんが。

3)想像性OE隠喩などの詩的表現に優れる。「おとぎの国の住人」と揶揄されるほどの強い想像力をもつ。

⇒⇒⇒ 頭に浮かぶことを絶えずしゃべっています。ドイツ語よりはまだ優位な日本語においては特に、形容詞副詞を使って比喩表現を多用します。

4)知性OE:知識とロジック、新しい意味を渇望し、疑問を追求し、理論的な分析や真実の探求を愛する。

⇒⇒⇒ このあたりについてはまだ6歳、いかんせんなんともわかりません。

5)感情性OE感情の種類と幅が大きく「ドラマチック」な反応を示す。より楽しみ、より悲しみ、より腹立ち、より驚き、より恐れ、より共感する。深く感情移入し、愛着心、責任感、自省意識も非常に強い。

⇒⇒⇒ これですこれ! とにかく彼の日常はいつもドラマチックであり、それに振り回される私の日常もまた同じです。これについてはありすぎるのでまた別の機会にでも書いてみようと思います。

こうして見ると想像性OEと感情性OEが際立っていると感じるコージですが、なんといっても大変だったのは(2)の知覚性OE

以前JRの車両のドアやエレベータに、事故防止のため「子どもがドアに手を挟まれて泣いている」シールが貼ってありました。実際に自分が挟まれているところを想像してしまうんでしょうが、そのシールを見るだけで泣き出すようになってしまい、「泣いてるエレベータ」に乗ることはNG、ひいてはJR全てを拒否、現在に至ってます。

乗り物関係、ドイツではそこまで惨くはないんです。乗り物酔いやエレベータの問題はありますが、鉄道バスなどは普通に乗ってます。

駅構内や車両内の過剰なアナウンスと案内音、色、記号、光の氾濫など、視覚聴覚への情報がありすぎる日本の環境は、普段ドイツで生活している身にとってはおそろしくつらい、ということなんでしょうね。ごくフツー人間の私にとっても、たとえば日本の至るところにある音の洪水はもう拷問ですから、息子の反応もわかります。

この過度激動OEという性質を多かれ少なかれ持っている人は、一般的にはほんの些細なことが、とてもじゃないけど耐え難いものになってしまう。その耐え難い小さなものが無数に集まっている日常を生きている、といってもいいかもしれません。

だからこそ、それをどうやってポジティブなものに変えていくのか、という点が人生を切り開くものとなるのは間違いない。否定的分離にいってしまうのか、それとも積極的分離に辿り着き人生を肯定できるようになるのか。

その鍵は、その点を理解し助ける「周囲の存在」に尽きるのではという気がします。家族だけでなく学校その他の社会が認識し受容できるか、という点において。

息子の場合も、かなりの育てにくさを感じていた親である私が、「たまたま」幸運にもこのOEという概念に出会ったからこそ今に至るわけで、現在も辿り着けないまま苦しんでいる本人やその家族も多々いらっしゃるはずです。

だって、人口の2%のギフテッドって、

それほどレアでもないんですから!

あなたの周りにも実はいるハズ、
いやあなた自身がギフテッドかもしれません。

そういう方々が一刻も早く正しい情報にアクセスでき、適切な理解と判断ができるようにということ、同時にこの OE という概念への理解が一般に進むということは、6年間苦しんだ私自身の願いでもあります。

ところで記事と全くもって関係ない写真は、沖縄のシーサーではないけど、魔除けという意味では同じなんだろうな。昨日行った近所の中国式庭園にて。堂々たる面構えに思わずパチリ。そういえば、「ナビィの恋」もコージの好きなDVDでした。

オチはありませんが、ここでよく行われている、日本人の私ににとってたいへん興味深いことについてはまた後日。

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by dksh_okys | 2013-07-01 15:03 | OE ? OK !