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2013年 12月 15日

ひとりぼっちはイヤなのよ〜

学童保育に4年生のフローリアンという、私好みのと〜てもハンサムな男の子がいます。どれくらいハンサムかというと、プリティウーマンの頃のリチャードギア(古い!)という感じでしょうか。

彼は友人とも遊んでますがそれと同じくらいよく一人でぼーっとしているのです。コージの幼稚園の同じグループだったので密かによく見ていましたが、特に孤立しているのではなく、単に一人でいる時間も楽しむというタイプなのだと思います。

ああいう風に一人でも友人とも楽しめるようになるというのが理想だなあと思い、折に触れて、

「フローリアンっていいよねえ。

ああやって 一人でいるって

かっこいいと思わない?

というのですが、息子にはかなり難しい。一人で淋しいということと、ひとりぼっちでいるところを人に見られるのもいやだ、ということなのかな。家で一人で遊んでいるのは苦にならないけど、外ではいやだ、というのはそういうことなんでしょう。

同じ幼稚園から来た男の子が同じクラスの二人いるのですが、コージを含めた3人で同じ学童保育に行くので、いってみれば一日中一緒にいる友だちです。今のところ、このうちの一人ジーナンと遊ぶことが今のコージにとってすべてであり、それがうまくいかないとそれこそ、

この世の終わり・・

という感じになってしまうのです。友だちとの関係による一日の浮き沈みがここまで激しいと、見ている私もつらい。

1年生くらいの男の子を見ていると、乱暴だし手加減もわからないし気分はころころ変わるし、ちょっとのきっかけでくっついたりはなれたり、だからいちいち細かいことに反応していたら身がもたないように思います。

思えば幼稚園時代、日本の学校、そしてギフテッドプログラムなど、どんな環境にても、

 友だちをつくるのに時間がかかる
→でもひとりぼっちは淋しくていやだ
→だからそこに行きたくない、

という経緯でした。

よく考えてみれば、今はずいぶん違いますが私自身もそうだったなと。

私を含めて日本人って、やはり全体的にみても「一人でいること」を楽しむのが下手な人が多いように思います。いや、一人の時に一人を楽しむというのではなく、集団の中で一人でいること、という意味です。

ドイツにて、他人は関係なくイケイケどんどん!な方々を見ていると、単純にああ羨ましいなと。

でも逆に言えば、その点が息子の凸部にもなりうるんだろうとも思っています。他人の目を気にしすぎるのは疲れますが、人の気持ちを想像し寄り添うことにつながるわけでとても大切なことですし、そういう人間になって欲しいと親としても思います。

息子を見ていると、子どもだけでなく大人を含む周りの人間をほんとによく観察してますし、そのコメントはかなり鋭い。おそらく人間の感情とか関係性とかにとても興味がある子どもなのだと思います。

問題はその程度の激しさ、でしょうか。

いやでも、その激しさ強さこそが、彼の特徴でもあるわけで・・・。ああもうわからなくなってきた〜。そしてそれにまたいちいち反応する親=私自身ももう少し客観的に見るようにしないとダメだな。でもこれがまた難しいんです、近すぎて。そして今日もまた悶々してしまうわけです。(→ OE ? OK !

いつもお世話になっているブログ、あーちゃんは数学のギフテッド
であーちゃんママが書いてらっしゃいましたが、感情の激しさを認め、それでいいんだよ、お母さんはわかっているよ、と共感しつつ、それをなにかを生み出す力に変えていけるようにサポートしてあげることなんだろうなあ。友だちの気持ちがわかるところが大好きだよ、と褒めてあげること。

一方で彼のその他のいろいろな知的好奇心がその点によって阻害されないように、一人でいることも大事だと折にふれて伝えること。激しさの海に親子で溺れそうになりながらも、少しずつ、少しずつ。。


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by dksh_okys | 2013-12-15 15:46 | 悩み多き友だち関係


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